プロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

WBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)が、

挑戦者の同級1位アンセルモ・モレノ(31=パナマ)に

神の左で7回TKO勝ちし、11度目の防衛に成功した。

山中選手は昨年9月にモレノ選手に2-1の僅差判定で

競り勝った強敵を再戦で見事KOで返り討ちにしました。

山中選手は今回の11回目の防衛で、内山高志と並んで

国内歴代2位タイの防衛数となった。

「山中慎介選手のフィニッシュ神の左でKO勝利をテレビ

観戦していて大興奮してしまいました!!」

 




山中慎介VSモレノ戦試合内容

試合開始直後からモレノが攻め、激しい立ち上がりとなった。

1R

試合開始直後からモレノ選手の左右のパンチがあたります。

終盤にはいり、山中選手の左フックのパンチがカウンターで

あたり、モレノ選手がダウンします。

「前回の戦いで山中選手はモレノ選手に、接戦での勝利

だったので、モレノ選手がいきなり出てきてパンチをあてる

ので、この試合は山中選手危ないな!と感じました」

2R

モレノ選手はダウンをしましたが、ひるむことなく前に出て

きて、モレノ選手がいいパンチを出していました。

「このラウンドは、モレノ選手のペースに見えましたね」

3R

モレノ選手が積極的に前に出てきて接近戦になるので、

山中選手も応戦する乱打戦の展開です。

「山中選手もモレノ選手の積極的な攻撃に、あえて距離

をつめて乱打戦に持ち込んでいますね!!」

4R

モレノ選手のカウンターの右フックで山中選手が倒れた。

「ビックリ!!山中選手がダウンをさせられました。うまく

カウンターの右フックあたりました。きいてるかな?」

4ラウンド終了時にジャッジの採点。2-0で山中選手。

5R

5回に入り、さらに激しい打ち合いとなる。両選手のパンチが

顔を捉え、山中選手がよろめく場面もありました。

「山中選手の右のパンチの返しに合わされてます。ペースを

取り戻すには、強烈な左のパンチが欲しいですね」

6R

山中選手の神の左ストレートがモレノの顔面にクリーンヒットし、

モレノ選手が再びダウンする。しかしこのラウンドで試合を

決めることはできなかった。

「やった~神の左炸裂!初回のダウンよりあきらかにダメージ

がある感じなので、山中選手大チャンスですね」

7R

山中選手の神の左が再びモレノ選手にヒットし3度目のダウン。

立ち上がってきたが山中選手はモレノ選手をリング隅に追い

込んで、左ストレートを見舞うと、レフェリーが両者の間に

入り、レフェリーストップで山中選手のTKO勝利です。

「山中選手V11おめでとうございます!!前回もモレノ選手に

苦しめられ、今回も勝利しましたがダウンも奪われ危なかった

ですね。両者とも積極的に打ち合い素晴らしい試合でした!」

 

山中慎介選手の戦績

アマチュア:47戦34勝(10KO・RSC)13敗

プロ   :28戦26勝(18KO)無敗 2分 

 

感想・まとめ

11度目の防衛戦も見事に神の左でKO勝利しました。

モレノ選手は前回の戦いで大苦戦し、僅差の2-1で

判定勝利した相手を、返り討ちノックアウト勝利したの

は山中選手が日々の練習からきちんと調整している

たまものだと私は思います。連続防衛記録11回は、

内山高志選手と並んだのですが、是非、具志堅選手

の防衛記録13回を超えてもらいたいと思います。

これからも、応援していきます!!