辻一弘さん第90回アカデミー賞メイクアップ賞初受賞の理由に経歴

第90回米アカデミー賞授賞式が4日夜(日本時間5日午前)、アメリカハリウッドで開催されました。

映画「ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男」でメークを担当した日本のメーキャップアーティストの辻一弘さん(48)が、メーキャップ賞を受賞しました

辻一弘さんの経歴や作品を記事にしていきたいと思います。

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辻一弘さん経歴

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辻一弘さんの凄い経歴を見ていきましょう。

指名:辻 一弘(つじ かずひろ)

生年月日:1969年5月25日

年齢:48歳

出身地:京都府京都市

在住地:ロサンゼルス

職業:特殊メークアップアーティスト

子供の頃に『スター・ウォーズ』を見て映画に興味を持ったそうです。

平安高校時代、地元の洋書店で手に入れた映画雑誌で、俳優ハル・ホルブルックがディック・スミスによる特殊メイクでリンカーン大統領そっくりに演じる様子が紹介されているのを見て、メイクを志したということです。

特殊メイクを見て辻一弘さんは、「これだ!!」と思ったんでしょうね。

1996年に単身渡米し、ディック・スミスに師事し、その後に兄弟子リック・ベイカーの工房「シノベーションスタジオ」に所属して『メン・イン・ブラック』『PLANET OF THE APES/猿の惑星』などに携わりました。

2000年には『グリンチ』で、リック・ベイカーらと共に英国アカデミー賞メイクアップ&ヘアー賞を受賞しました。

2006年公開のアメリカ映画『もしも昨日が選べたら』で特殊メイクを担当し、第79回アカデミー賞で、ビル・コルソと共にメイクアップ賞にノミネートされ、 第80回アカデミー賞でもアメリカ映画『マッド・ファット・ワイフ』でリック・ベイカーと共に2年連続でメイクアップ賞にノミネートされるも残念ながら受賞できませんでした。

2012年に映画界を引退し、現代美術の分野へと転向していました。

2017年の映画『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で特殊メイクを担当し、第90回アカデミー賞メイクアップアーティスト賞を日本人として初受賞しました。

受賞理由

辻一弘さんは映画界から引退していましたが、主演のゲイリーが辻なしではチャーチル役を引き受けられないと直々にオファーしたことで、映画界に復帰したそうです。

ゲイリーからの絶大な信頼を得ていた辻は、毎日およそ3時間半かかったという特殊メイクで、素顔ではチャーチルに似ても似つかないゲイリーを、丸顔でふくよかな体型のチャーチルに見事変身させたという技量が高く評価されたようです。

アカデミー賞は3回ノミネートされ、今回3度目の正直で受賞して本当によかったですね!!

まとめ

辻一弘さんがアカデミー賞3度目のノミネートで見事にメイクアップ賞を受賞されましたので、取り急ぎ記事にさせていただきました。

日本人個人の受賞としては、1993年の第65回衣装デザイン賞を受賞した故・石岡瑛子さん(『ドラキュラ』)以来、21年ぶりの快挙となります。

一度は映画界から身を引いた辻一弘さんですが、素晴らしいスタッフと役者さんに恵まれて受賞されたことを心からお慶び申し上げます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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