リオデジャネイロ・パラリンピックが9月7日に開幕します。
日本代表の選手たちも続々とリオの選手村に到着。
その中でも、最高齢の68歳でオリンピックに挑む選手。
車椅子卓球の別所キミエさんに、注目させてもらいます。
Contents
☆別所キミエさんの魅力☆
9月2日PM11:00から放送されたフジテレビの
パラリンピックの特番に出演している別所選手を観て、
私はいっぺんにファンになり応援したくなりました。
特に、68歳の年齢も凄いのですが、その容姿の
派手なのにビックリしました!!
金髪のおさげ髪にバッチリメイクされているのです。
司会のマツコデラックスさんとのやり取りで、いきなりの発言が、
「勝負下着は紫」とお話しされ、マツコさんも思わず
「この話はふれない方がよかった」と苦笑いされてました(笑)
テレビで観る限り、「関西のおばちゃん」な感じで親しみやすく
パラリンピックでは全力応援したくなってしまいました!!
☆別所選手が挑む車椅子卓球とは☆
ルールは一般の卓球とほとんど変わりません。ラケットや
使うボールはもちろん、台の大きさやネットの高さは同じです。
1ゲーム11点。3ゲーム先取した方が勝ちになります。
ただ一般の卓球では台に手をつくと失点になるんですが、
この車いす卓球では態勢を整えるために打った後に手を
つく事は認められているんです。
「ほとんど一般の卓球競技と同じなわけで、別所選手が
68歳で若い選手と対戦して勝っている事実が凄いです」
パラリンピックの卓球でのクラス分けをご紹介しましょう。
車いすのクラスは5段階です。1が障がいの程度がもっとも重く、
そして5が軽いというクラス分けになっています。
座ってプレイする競技だけではなくて、立ってプレーする
クラスもあります。その他にも知的障がいのクラスもあります。
別所さんのクラスはと言いますと、車いすのクラスの中では
障がいの程度とすると最も軽い5になります。
68歳という年齢ですが、現在世界ランク7位という選手です。
☆別所選手の卓球との出会いから現在☆
別所キミエさんは、1991年骨盤の一部にがんが見つかり、
両脚は麻痺し、両手で身体を支えなければ立つ事はできない。
腰にはバランスを保つための、金属板を埋め込んでいます。
このような症状から車いす生活になりました。
別所さんにがんが見つかる2年前に最愛の旦那さんが突然
病に倒れ亡くなりました。
不運が続き引きこもりがちになった別所さんは、1年以上の
歳月を経て、友人の親身な激励などがあり、ようやく前に進もう
という気持ちになりふと目に留まった記事をきっかけに、
障害者スポーツの見学にでかけた。
「最愛の旦那様を亡くされて、すぐに自分が病気になるという
非常に苦しい状況で、前に進めたのは本当に素晴らしいです」
当時を振り返り別所さんは「足が片足で左手もない人が
サッカーしてるんです、バスケしてるんです。手のない人でも
そんな風に出来るんやって、私にはもっと手も動くやん、
足もあるのにっていうすごい勇気もらいました」と話しました。
別所さんは障害スポーツに触れて、「なんとなく自分にもできそう」と
軽い気持ちで選んだのが卓球だったようです。
初めてラケットを握ってから23年がたち、気が付けば、国際大会で
優勝するほどの腕前になっていた。そして、2004年のアテネ、
2008年の北京、2012年のロンドンのパラリンピックの出場に続き、
2016年リオのパラリンピックに4大会連続で出場するという、
輝かしい競技人生を送っていらっしゃいます!!
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☆別所選手の勝負に対する凄いところ☆
別所選手は68歳の現在も、民間会社の事務として働いてます。
68歳になった今も仕事を続ける理由は、パラリンピックへの熱い思い。
パラリンピックに出場するには国際大会で結果を残し、ポイントを
獲得しなければならない。海外遠征にかかる費用は、年間250万近く。
年金やスポンサー料だけではまかなえないからだというのです。
「仕事が辛いだとか、自分に合わないとか言い訳している自分の
生き方が恥ずかしくなる思いです」
もう一つ凄いのが、試合前に対戦す選手のデーターを集め、
常に研究して準備し、試合に臨むということです。世界の強豪の
データーは常にまとめて持っている。
「卓球が上手くなりたいという向上心に加え、対戦相手のデーターも
常に集めている努力に頭が下がります!!」
母親としての別所さんも凄いのです。別所さんには息子さんが2人
いらっしゃいます。旦那様が亡くなった時は2人とも高校生でした。
その後、自分も重病にかかりながら、卓球と仕事を両立させて、
女手ひとつで息子たちを育てました。現在は息子さんも結婚され、
お孫さんもいるようです。
「本当に、人生を恨んで前に進めないような状況で、卓球の選手と
仕事の両立をして本当に凄いお母ちゃんですね!!」
☆まとめ☆
リオデジャネイロ・パラリンピック日本代表選手団の最年長の
車椅子卓球の別所キミエ選手。容姿は派手で「関西のおばちゃん」。
しかし、卓球にかける情熱と努力は本当に凄い選手ですので、
今回のパラリンピックでいい成績を残していただき、72歳で迎える
東京パラリンピックまで頑張って欲しいと思います!!
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*追記記事
9月5日報道ステーションで別所キミエさんが紹介されていました。
必殺技が紹介され、球を高く上げて相手の卓球台に入った後、
スピンで球が自分の卓球台の方に戻ってくる技です。
車椅子卓球では、この技が決まれば取れないと話していました。
68歳の年齢で挑む、リオデジャネイロ・パラリンピックは、
いい成績を残せるように全力で応援します!!