12月23日、平昌五輪代表最終選考会兼ねて行われたフィギュアスケート・全日本選手権第3日は、SP2位の宮原知子が、フリーの演技と合わせて220.39で4連覇を達成し五輪代表に内定した。
平昌五輪切符の残り1枚は、坂本花織と樋口新葉の二人に絞られたが、どちらが五輪代表になるか、選考基準や成績で予想してみます。
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平昌五輪の出場枠が2枠ということで、今回の全日本選手権の優勝者が代表内定1号になり、残り1枠の切符をかけて、急成長で伸び盛りの若手坂本花織や樋口新葉、三原麻衣、本田真凛などの注目選手が激しい火花をちらす全日本選手権になりましたね。
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本田真凛(16)の全日本選手権
本田真凛ちゃんは今日も美しかった pic.twitter.com/0Ha0kEmJtW
— SKYWAVE (@Murder_bee) 2017年12月23日
2016年世界ジュニア選手権女王の本田真凛選手は、SP6位と出遅れたが、フリーで逆転優勝を目指して演技をした。
序盤は3回転ルッツ、3回転フリップなどを次々と決め、スピン、ステップもすべて最高難度のレベル4だったのですが、後半のジャンプで回転不足などのミスが続いて、合計193.37点で総合順位7位に終わり、この時点で平昌五輪の出場は絶望となりました。
ジュニア時代から注目を集めていた本田真凛選手も、五輪の代表がかかる全日本選手権の重圧に思い切った演技ができなかったようですね。次の五輪で代表入りして活躍して欲しいと願っています。
真凛ちゃん。。。お疲れ様。#本田真凛 #全日本フィギュア2017 pic.twitter.com/aiZoTBx2cS
— 76歳OL (@caw534021) 2017年12月23日
五輪代表の選考基準
全日本選手権優勝者という条件は、宮原知子選手が満たして五輪代表を決めました。
- 全日本選手権の2位と3位
- グランプリ(GP)ファイナル上位2人
- 世界ランキングと今季世界ランキング
- 今季自己最高点のそれぞれ上位3人
坂本花織選手は全日本選手権のSPでは1位でしたので、フリーの演技で総合優勝を決めて五輪代表切符を手に入れたかったところでしたね。
坂本花織「なんで~」“神頼み”通じず2位…平昌2枠目争い混沌 https://t.co/JedWruA3Nf #スポーツ新聞 pic.twitter.com/f10kbc7BTS
— スポーツ報知 (@SportsHochi) 2017年12月23日
坂本花織選手が優勝して、宮原知子選手が2位か3位であれば、宮原選手の過去の実績から考えて2人に五輪代表切符が決まったと思います。本当に悔しい結果でしたね!!
フィギュアスケートの女子の五輪代表枠は、宮原知子選手が先シーズンに疲労骨折のケガが無ければ、世界選手権に宮原知子選手が出場していれば、3枠とれていた可能性が高かったと言えるほど、宮原選手の安定した実力は高いものがあったのは間違いないですね。
宮原知子選手は、今回の全日本に3位までに入れば、実績から考えても代表に内定したと個人的には思います。
坂本花織選手と樋口新葉選手のどちらかが優勝していれば、宮原知子選手がもう一人の切符で、すんなりと決まることになったと思いますね。
全日本選手権の結果は、坂本花織選手が合計213・51点で2位、樋口新葉選手は合計206・96点で4位に終わりました。
樋口新葉選手が全日本選手権で3位以内に入れなかったのも、代表選考を難しくした大きな要因になりますね。
【#全日本フィギュア 女子FS】#樋口新葉 FS138.03点、合計206.96点 フィニッシュ後はひざまづいて氷をぽんぽんと叩いた。
詳細 ⇒ https://t.co/LXt6iIWW0N#フィギュアスケート #figureskate #スポーツナビ(写真:坂本清) pic.twitter.com/fIEXF49DU5— スポーツナビ フィギュアスケート編集部 (@sn_figure) 2017年12月23日
全日本選手権は坂本選手が3位以内の選考基準をクリアしています。
樋口新葉選手はグランプリ(GP)出場しており、世界ランキングと今季世界ランキング、今季自己最高点のそれぞれ上位3人の選考基準3項目をクリアしていて、坂本花織選手の実績をいずれも上回っています。
坂本花織選手と樋口新葉選手の二人のうちどちらかに決めるのは、成績や実績から見ても本当に難しいと思います。
平昌五輪の最後の切符は誰か予想
24日に行われる、全日本選手権の男子のフリーの演技が終了し全日本選手権の全競技終了後に発表されることになっています。
日本スケート連盟は、最終選考会の全日本を重視して勢いのある坂本花織選手を選ぶか、国際大会の実績でやや分のある樋口新葉選手を選ぶのか、24日に午後10時半に発表されます。
私の個人的予想なので、勝ってdふぇはございますが参考程度にしていただきたいと思います。
平昌五輪の開催が2か月後と近づいていることから、直近の全日本選手権で勢いのある素晴らしい演技をした坂本花織選手が選ばれると思います。
平昌五輪の開催まで、もう少し時間があれば、国際大会の実績で上回る樋口新葉選手になると思うのですが、この時期に勢いのある選手の坂本花織選手を選ぶのではないかと思います。
3枠あれば選考はスムーズにいったと思うのですが、今回は2枠なので本当に難しいと思います。
24日発表の平昌五輪代表メンバー(追記)
24日に平昌五輪のフィギュアの日本代表が発表になりました。
女子は残りの1枠には、全日本選手権優勝の宮原知子選手に続き、同選手権でミスなく演じ2位に入った高校2年の坂本花織選手が選ばれました。
オリンピック直前の全日本選手権の勢いが、坂本花織選手を代表にさせるポイントでしたね。
男子はこの日フリーが行われた全日本選手権で優勝した宇野昌磨選手(20)と2位の田中刑事選手(23)。
世界ランキング1位で実績豊富な羽生結弦(23)選手が選ばれました。
羽生結弦選手は全日本選手権を右足首のけがで欠場しましたが、日本代表に選出されるには十分な実績があるので、2大会連続の金メダルに期待したいですね。
ペアとアイスダンスの平昌五輪代表も発表されました。
【ペア】須崎海羽(みう、18)、木原龍一(25)組
【アイスダンス】村元哉中(かな、24)、クリス・リード(28)組
平昌五輪大会まではすぐなので、日本代表のメンバーにはケガに気をつけてコンディション調整をして、頑張っていただきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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