舛添知事が政治とカネの問題で辞職して急遽選挙になった、
東京都知事選挙。無所属で立候補した小池百合子さんが
当選しました。初の女性東京都知事が誕生しました。
自民党からの推薦を得られなかった小池さんと自公が
推薦した増田寛也さんという、自民党は分裂選挙になり、
最終的に、自民党に推薦されない小池百合子さんが当選した。
1.勝因は知名度とイメージ戦略
小池百合子さんは、昭和27年7月15日、兵庫県芦屋市生まれ。
関西学院大を中退し、エジプトのカイロ大を卒業する。テレビ東京の
キャスターを経て平成4年の参院選で初当選、翌年から衆院議員。
15年9月に就任した環境相時代には、クールビズを導入し話題に。
19年7月には女性初の防衛相に就任した。20年9月には女性と
して初めて自民党総裁選に出馬した。
「この経歴からも絶対的知名度と、女性初の挑戦が目立っています。
今回も、自分が知事になれるという女性独特の感があったのでは」
大きな勝因の一つは、自民党内に事前に相談なく、いきなりの立候補で
「崖から飛び降りた」という表現を使う感性の素晴らしさを上げたいと思う。
立候補の記者会見の後、自民党都連、自民党本部と自民党全体が
右往左往させ、いち早く手を挙げた事での大きな反響を得ることができ、
ワイドショーやテレビの報道番組で早くから話題になり、勝因の一つに
なったと考えられます。
野党統一候補で出てきた、小池百合子さんと同じよぷに知名度抜群の
鳥越俊太郎さんは、突然出馬を決意されたことから、政策や公約も
準備不足だったため、小池さんと無党派層の取り込み合戦になるかと
注目が集まる中、過去の女性スキャンダルを週刊誌に報道された時、
舛添さん同様、専門家の弁護士に任せてあると、ジャーナリストとして
説明責任を果たさなかったことで、無党派層の特に女性から嫌われた。
鳥越さんは、元総理大臣の下半身スキャンダルの際には、説明責任、
言論の自由を訴えていたが、自分の事は逃げるという姿勢が、
有権者に伝わってしまったの、無党派層の票を小池さんに流す結果に
なってしまったのではないか。
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2.終盤戦の石原都連会長の動きが小池氏プラスに
増田さんが小池さんに負けているという世論調査で焦った結果
なのが、石原伸晃東京都議連会長で経済再生担当相で自民党の
衆議院議員が、知名度抜群の父親の石原慎太郎氏の力を借りて、
小池バッシングを展開した。「厚化粧のおばさん」「嘘つき」など、
石原慎太郎さんの発言が、女性を軽視した発言だと、ここでも、
無党派層の女性たちを小池さんに向けてしまったようである。
3.都知事選まとめ
今回の都知事選は、絶対の知名度と、立候補のタイミングや、
自民党から推薦されていない「組織がない選挙戦だ」とアピール
するなど、東京都民の有権者の心を上手く捕まえた事だと思う。
百合子カラーと言って「グリーンのイメージカラー」SNSを活用した
話題作り。いろんな角度から小池さんは本当にアイデアを豊富に
持った人だと思います。都知事になってから、都議会の抵抗勢力と
どんなアイデアで上手くやっていき、公約に掲げられていた政策を
実行してくれるか楽しみに見守りたと思いました。
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