9月15日に覚せい剤取締法違反(所持・使用)などの罪に
問われた元俳優の高知東生(本名・大崎丈二)被告(51)と、
知人の元クラブホステス、五十川敦子被告(34)の判決公判が、
東京地裁で開かれた。
室橋雅仁裁判官は高知、五十川両被告に懲役2年、
執行猶予4年(求刑ともに懲役2年)の有罪判決を言い渡した。
高知被告は元妻で女優の高島礼子さんとも離婚した。
事件後に離婚した女優、高島礼子さんについては
「申し訳ないという言葉しか出てこない」と謝罪した。
8月31日の初公判の時から、高知、五十川両容疑者とも
容疑を認めており、本日9月15日に有罪判決が確定した。
事件の経緯
高知・五十川両被告は、平成18年頃に知り合い、
遅くとも平成22年ごろからともに覚醒剤を使用。
今年6月24日、横浜市内ホテルで覚醒剤を使用した上、
計約6グラムを所持したなどとされ、高知被告は
大麻取締法違反罪(所持)にも問われたという。
逮捕時、高知・五十川両被告はホテルのベッドで
寝ていたところに捜査員に踏み込まれた。
ホテルの部屋の中には、覚せい剤をあぶって使用
した後の、ガラス瓶も発見された。
知り合った当初は、高知容疑者が覚せい剤を調達
していたが、高知容疑者が調達できなくなったことを、
五十川容疑者に伝えると、五十川容疑者がネットで
売人と接触し調達したと証言している。
裁判の内容・様子
裁判所にはこの日、20席用意された一般傍聴席に対し、
傍聴希望者384人が列を作り、倍率は約19倍となった。
「有名人の裁判は傍聴席の倍率いつも高いですね!」
高知被告は黒い上下スーツに黒い短髪姿、五十川被告も
黒い女性用スーツに、茶色の長髪を後ろに束ねた姿で
出廷しました。
室橋裁判官は判決で「遅くとも平成22年ごろから、高知被告が
五十嵐被告に購入資金を渡し、覚醒剤や大麻を購入させて、
密会場所で使用していた。五十嵐被告も自身で密売人から
購入し、単独で使用したり、高知被告と一緒に使うなどしていた。
常習性や依存性は顕著だ」と指摘。一方で、「2人とも前科前歴
はない上、社会的制裁を受けた」などと実刑を回避した理由を
説明した。
その上で、室橋裁判官は高知被告に「事件であなたが失った
ものは大きい。だが事件後、10代からの薬物使用を素直に
話したのは、更生の思いが後押ししたのだと思う。
(エステ店経営など)健康に携わる側にいる者として、まずは
自身が心身ともにきれいになってほしい」と説諭した。
高知被告は頻繁にまばたきをしながら聞いていた。
「芸能人の覚せい剤事件で裁判所の判決を聞くと、
初犯では、実刑にはならず執行猶予がつきますね。」
高知容疑者は、周りの知人を含め更生に協力を申し出る
人がおり、五十川容疑者も父親が「家族で力を合わせて
更生させる」と申し出があったようである。
五十川容疑者は法廷で高知容疑者と決別すると話して
いたようです。
事件まとめ
高知・五十川容疑者は長年にわたり、覚せい剤を使用。
高知東生容疑者は10代のころから使用していたと自ら
話したように、常習性がかなり高いのは確実です。
五十川容疑者は高知容疑者と決別すると話して。
いたようです。
周囲の人たちが2人をサポートし、再び覚せい剤に
手を出さずに、社会復帰を目指していただきたいと
思います。
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