2017年2月17日に「フィギュアスケート・四大陸選手権」で男子SPが行われ、ネイサン・チェン選手が、自己ベストを更新する103・12点をマークしSPで1位になりました。2位に100・28点で日本の宇野昌磨選手3位は97.04点羽生結弦選手という結果になった。日本勢の強敵となったネイサン・チェン選手の凄さと動画を紹介します。

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「フィギュアスケート・四大陸選手権」

今回の「フィギュアスケート・四大陸選手権」は、1年後に開催される、平昌五輪で実際に使用されるリンクで実施されています。

平昌五輪でメダルを狙う選手たちにとっては、本番で演技するリンクで試合ができる、貴重な大会になっています。日本の男子は、羽生結弦選手、宇野昌磨選手、田中刑事選手の3選手が出場しています。

有力選手としては、SPで1位になったネイサン・チェン選手(米国)、パトリック・チャン選手(カナダ)など多数の有力選手が参加しています。

「フィギュアスケート・四大陸選手権」SPの結果

1位になったネイサン・チェン選手は、ジャンプの中ではアクセルに次ぐ難度と言われるルッツで4回転を飛び、コンビネーションで3回転トーループにつなげるという大技を成功させると、単体の4回転フリップも余裕をもって成功。トリプルアクセルも着氷するという完璧な演技で、103・12という高得点を獲得しました

2位の宇野昌磨選手は、ほぼノーミスの演技を見せました。

冒頭の4回転フリップはバランスを崩しかけたが踏ん張って着氷。続く4回転トーループ-3回転トーループは成功させた。トリプルアクセルも余裕を持って着氷しました。得点は4回転フリップで減点を出来栄え点のマイナス1・20点だけにとどめました。基礎点14・60点のコンビネーションは1・00点の出来栄え点の加点を得た。トリプルアクセルも出来栄え点2・71点を加え、12・06点をたたきだした。スピン、ステップシークエンスもすべてレベル4をとりました。SPの自己ベストとなる100・28点をマークしました。

3位の羽生結弦選手は、コンビネーションジャンプにミスが出てしまい97.04点でした。

冒頭の4回転ループは成功させたものの、4回転サルコー-3回転トーループのコンビネーションで、最初のジャンプが2回転になってしまうミスが出ました。4回転ループは出来栄え点が2・29加わるほどの完成度だった。

ネイサン・チェンの凄さ!

男子フィギュアスケートは現在、4回転ジャンプ全盛時代です。

ネイサン・チェン選手は、その中でもジャンプの申し子と言われています。

ネイサン・チェン選手は、4種類の4回転ジャンプ(トウループ、サルコウ、フリップ、ルッツ)を飛ぶことができる。

ネイサン・チェン選手は、1月14日に行われた全米選手権で4ルッツ+3トウループ、4フリップ、そして苦手な3アクセルもしっかりときめ、106.39と全米選手権史上初の100点越えを果たしました。

「どこの国も、国内選手権ではジャッジは国際大会よりも確実に高めのスコアが出るのですが、それにしても、素晴らしい得点ですね!!」

全米選手権のフリー演技では、史上初の5度の4回転成功(4ルッツ、4フリップ、2度の4トウループ、4サルコウ)で、212.08点を獲得。総合で318.47点を獲得し優勝しました。

「高めの点数が出る国内大会でも、総合で318.47は凄いですよね!!」

ネイサン・チェン経歴

氏名:ネイサン・チャン
生年月日:1999年5月5日(17歳)
出身地: ユタ州ソルトレイクシティ
身長:165cm
中国系アメリカ人

両親は2人とも中国人で、アメリカに移民されてきた。
移住しアメリカ人になったということです。

5人兄弟の末っ子。

3歳からスケートを始める。

2010年と2011年には全米選手権ノービスクラスで連覇。

2012年の全米選手権はジュニアクラスで優勝。

2012-2013シーズン、ジュニアグランプリシリーズオーストリア大会優勝。

2016-2017シーズン、シニア1年目でグランプリファイナルの出場が決定。グランプリファイナルでは、SPで2度入れた4回転ジャンプにミスが出てしまい5位となったが、FSで4回入れた3種類の4回転ジャンプを含むすべてのジャンプを成功させ1位となり、総合2位で銀メダルを獲得した。この時の総合優勝は羽生結弦選手でした。

「ジュニア時代から、輝かしい成績ですが、シニア1年目でグランプリファイナルに出場して、総合2位は凄いですよね!SPがミスが出ましたが、FSでは羽生結弦選手を抑えて1位の得点でしたから、今後は、羽生、宇野の最大の強敵になりそうですね!!」

「フィギュアスケート・四大陸選手権」FSの結果

19日に実施された四大陸選手権のFSは、羽生結弦選手206.67点をマークして1位になった。2位はSPで1位だったネイサン・チェン選手が4回転ジャンプを5回着氷するという素晴らしい内容で204.34をマークした。

総合成績では、1位がネイサン・チェン選手で307.46点。2位が羽生結弦選手で303.71点。3位が宇野昌磨選手で288.05点(PB)だった。

4回転の申し子と言われているネイサン・チェン選手が、フリーでも史上初の4回転を5度着氷させる演技で、優勝しましたね!!羽生結弦選手も4回転を4度成功させてFSが1位でしたが、総合では惜しくも2位で終わりました。

3位に入った宇野昌磨選手も、公式の試合で始めて4回転ループを成功させましたね!後半のジャンプの転倒がありましたが、これからの成長が期待される内容でした!!

来年は、今回の四大陸選手権の会場で、平昌五輪が開催されます。五輪2連覇を目指す羽生結弦選手にとっては、ネイサン・チェン選手という強敵が現れましたが、ライバルがいることで、燃えて成長するタイプだと思いますので、平昌五輪では、2連覇を達成していただきたいと思います。

「フィギュアスケート・四大陸選手権」のFSは19日に行われます。

上位3選手の優勝争いの可能性が高いと思いますが、ハイレベルな戦いになるので楽しみです!!

最後までお読みいただきありがとうございます。

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