リオデジャネイロ・パラリンピック最終日の18日、
車いすラグビー3位決定戦が行われ、
日本がカナダを52-50で降して、銅メダルを獲得した。
2000年シドニー大会から正式競技となったこの競技で、
前回大会のロンドンでは3位決定戦でアメリカに敗退し
4位で終わった悔しい大会になった。
パラリンピックの正式競技になってから、車いすラグビー
種目でのメダル獲得は日本初の快挙です!!
日本は攻守に激しいプレーで序盤のリードを守り切り、
52-50の僅差で勝利しの本に13個目となる銅メダルを
獲得した。
「NHKの放送で試合を観ていましたが、とにかく車いすの
衝突の音が凄いし、激しい競技だとわかりましたね!
日本の車いすラグビーでパラリンピックの大会で、メダルを
獲得するのは今回のリオのメンバーが初めてということで、
本当におめでとうございます!!」
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3位決定戦試合内容
前日に行われた豪州との試合で日本は相手の強い
プレッシャーを受け、簡単なミスを繰り返したのが
ひびいて決勝進出を逃してしまった。キャプテンの
池選手は「一度は沈んでもいいから、3位決定戦
まで戦えるように自分たちを作ろう」と仲間たちを
鼓舞して、準決勝に敗れてショックを受けている
選手の気持ちを3位決定戦に向けさせた。
「池選手はキャプテンとして、気持ちを切らさないよう
仲間たちに伝えたのがメダルに繋がったのですね」
試合開始から、エースの池崎のスピードある動きが
目立つ。車いすラグビーはボールを持つと得点する
確率が高く、いかに相手ボールを奪うかが勝敗の
ポイントのなる。第1ピリオドの序盤の競った展開で
池崎は敵陣で相手選手のボールをはたいて奪取に
成功して、そのままゴール。さらに相手のパスミスから
ルーズボールを素早い車いす操作で拾い上げて得点。
第1ピリオド終了時点で4点差をつけ終了する。
「エース池崎選手のスピードある動きが試合開始から
光ってましたね!!」
第2ピリオドに入っても池崎から池へのパスという
得意パターンも機能した日本は、オフェンスだけ
ではなく、ディフェンスでも激しいタックルを相手に
ぶつけて、試合を優位に進めていった。
最後まで日本チームは集中力を切らさずに
一度も相手にリードを与えることなく逃げ切った。
「リードを許さない展開でしたが、本当に手に汗握る
展開でしたね。銅メダルが決まった瞬間の選手の
喜びに、メダルが獲れて本当によかったと感動して
しまいました!!」
車いすラグビー日本代表特徴
車いす日本代表の特徴は、障害度によってポイントが
決まっている競技ですが、オフェンスでは、キャプテン
池選手と、エース池崎選手の「イケ・イケ」コンビが、
大きな得点源になっています。池選手は鍛え抜かれた
右腕から繰り出される正確なロングパスが武器です。
そして、池崎選手はスピードと車椅子を素早く動かす
テクニックで、ボールを持ったら一気にゴールまで
走り抜けます。日本代表「イケ・イケ」コンビのプレイは、
世界の強豪国も警戒していますが、それでも得点を
獲得していく素晴らしいコンビです。
もちろん、障害が2人は3.0と比較的軽いクラスの
選手で、派手目立ちますが、日本代表チームは、
障害の重い選手も、自分の役割を十分に発揮し、
チームプレイ、組織力があるのが日本代表の大きな
特徴になると思います。
車いすラグビーまとめ
リオ・パラリンピックの車いすラグビー代表は、予選
リーグで2連勝して、3戦目の試合結果に関係なく
準決勝進出を決める絶好の滑り出しでした。
しかし、予選リーグの最終戦でアメリカに敗れて、
準決勝で、オーストラリアに激しいあたりで完敗し
2連敗で、チームも少し自信を無くしているかなと
正直私は個人的考えていました。
しかし、3位決定戦はそんな心配を吹き飛ばすように、
エース池崎選手がスピードある動きでカナダから
リードを奪って、第1ピリオド追われたのが良かったです。
第2ピリオドもカナダに一度も逆転されてリードされること
なく、逃げ切って勝利しました。車いすラグビー日本代表
の皆様、メダル獲得おめでとうございます!!
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