5月20日に東京・有明コロシアムで行われた、村田諒太VSエンダムのWBAミドル級王座決定戦は、村田諒太が疑惑のジャッジで判定負けをしました。

10月22日にレフェリーと審判を入れ替え再戦が両国国技館で行われます。

判定問題があった前回の対戦なので審判が誰か、22日は各民放は選挙特番だが、フジは生放送の狙いは。

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オリンピック金メダリストで、日本ボクシング重量級の期待の選手村田諒太選手の世界戦なので、勝敗予想や22日には民放各局が選挙特番を放送するが、フジテレビは当初の放送予定通りの時間帯で生放送する狙いなど、気になることを記事にしていきます。

村田諒太VSエンダム戦の前試合の振り返り

5月20日に行われた村田諒太VSエンダムは、序盤に村田諒太選手が強烈な右のパンチ打ち込みエンダム選手からダウンを奪い、その後も前に前に出て、プレッシャーをかけ続けるがKOできずに、試合は12Rまでもつれ判定決着になる。

12Rを通して前に出てプレッシャーをかけ続け、ダウンも奪っているので村田諒太選手の判定での勝利は確実と思われたが、判定は1-2でエンダム選手の勝ちとなった。

2人の審判が、手数の多いエンダム選手を優勢と指示しますが、ダウンを奪い、有効打がエンダム選手よりあきらかに多かった村田選手を、手数の多さだけで判断する残念なジャッジをしていました。

試合後、WBA会長が誤審を認め、異例の直接再戦を指令するという前代未聞の展開で、大きな話題になりましたね。

誤審をみとめたWBAは、村田選手の負けを採点した審判2人に対し6カ月の資格停止処分という異例の措置まで発表しました。

再戦のジャッジをする審判はどうなるのでしょうか。

村田諒太VSエンダム再戦の審判は誰

10月22日に行われる世界戦に関してはレフェリーも審判も一新されます。

今回の世界戦の立会い人を務めるのは、WBAの実質的NO.2で、選手権委員会委員長のマルティネス氏です。

前回の対戦で、エンダムを支持した2人の審判に処分を下した人物がマルティネス氏ですね。

今回の世界戦にマルティネス氏が人選した審判とレフェリーは、実績も十分な人たちになりました。

レフェリーはケニー・ベイレス氏です。

世紀の一戦と世界中で注目を集めた、3団体統一王座戦のメイウェザーVSパッキャオ戦を裁いた実績のあるレフェリーです。

審判は日本での試合の経験も豊富な、プラヤドサプ氏ロバート・ホイル氏カイズ・ジュニア氏の3名が務めることになりました。

WBAのマルティネス氏もご自分で再戦指令を出して実現した世界戦なので、レフェリーも審判も経験豊富で実績のある確かなメンバーを人選されているのがわかりますね。

ボクシングファンは納得のいく、しっかりとした判定が行われることを望んでいると思います。

試合をする選手も、苦しい練習に取り組みながら人生を賭ける大事な戦いなので、前回のようなことがないことを願っています。

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テレビ放送時間と生放送の狙い

10月22日は衆議院総選挙の開票日で、NHKを含め民放各局は選挙特番を放送することになっています。

村田諒太VSエンダムの生中継を予定していたフジテレビも、放送時間の変更や、選挙特番の中でワイプなどで放送すると思われていました。

今回フジテレビは、放送時間を変更せずに2017年10月22日(日)19時00分~21時30分の枠で、WBC世界フライ級タイトルマッチ王者・比嘉大吾の初防衛戦と村田諒太VSエンダムのW世界タイトル戦を生放送します。

衆議院総選挙の開票速報は、もちろん国民の最大の関心事で、各局総力あげて選挙特番を放送します。

フジテレビの選挙特番ではなくボクシングの世界戦を生放送する狙いはズバリ視聴率が見込めるからですね。

5月20日に行われた村田諒太VSエンダム戦の視聴率は17.8%でした。最近行われた世界戦の試合の中でもトップの数字です。

前回の疑惑の判定もあり、今回の村田諒太VSエンダムの再戦も注目度は高いので、視聴率を稼げるとフジテレビは狙っているのだと思います。

選挙特番は各局が一斉に放送するのですが、一番視聴率的に強いのはやはりNHKで、次に池上彰さんのテレビ東京の選挙特番という視聴率の数字がここ数回続いているので、フジテレビとしては選挙特番では大きな視聴率の数字は見込めないのが現状ですね。

各局が選挙特番を一斉に放送するので、チャンネルを合わせるとすべて総選挙の開票速報で、ウンザリする視聴者もいると思うので、選挙特番の裏番組でボクシングの世界戦は、視聴者の気持ちをとらえる可能性もありますね。

視聴率が低迷しているフジテレビらしい思い切った決断だと思います。

村田諒太とエンダムの経歴

村田諒太選手経歴

「村田諒太」の画像検索結果

  • 名前:村田諒太(むらたりょうた)
  • 生年月日:1986年1月12日
  • 年齢:31歳
  • 出身地:奈良県奈良市
  • 身長:183cm
  • プロデビュー:2013年7月3日
  • 階級:ミドル級
  • 戦績:13戦12勝(9KO)1敗

村田諒太選手は2012年ロンドンオリンピックで金メダルを獲得している。

アマチュアの戦績は138戦 119勝 (89KO・RSC) 19敗です。

村田諒太選手がアマチュアボクシング時代に19敗しているのは私個人的には驚きました!

プロデビュー後は前回のエンダム戦まで12戦無敗で勝ち進んでいたのでアマチュア時代も負けていないと思っていました。

アッサン・エンダム選手経歴

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  • 生年月日:1984年2月18日(33歳)
  • 出身国:カメルーン
  • 現住地:フランス
  • 身長:180cm
  • 階級:ミドル級
  • 戦績:38銭36勝2敗(21KO)
  • プロデビュー:2004年12月4日

アッサン・エンダム選手は、カメルーン出身で、2004年のアテネと2016年のリオのオリンピックにカメルーン代表として出場しています。

ボクシングのファイトスタイルは、オーソドックスなスタイルで、足を使ったフットワークで、リングを広く使うタイプの選手のです。

村田諒太VSエンダムの試合予想

今回の世界戦は、前回の試合の内容をみる限り、村田諒太選手の有利だと思いますが。

村田選手が有利と戦前の予想をされるボクシング関係者が多いいので、負けられないと必要以上にプレッシャーを感じると苦戦することになるかもしれませんね。

エンダム選手は、前回の試合で村田選手の強さがわかっているので、打ち合いは避けてアウトボクシングを徹底してくることが予想されます。

スタミナがあり短いパンチで手数を出す試合巧者なエンダム選手のアウトボクシングに、村田選手が勝利をあせると、難しい試合になることが予想されます。

落ち着いて前回同様にガードを固め、力まずに前に圧力をかけてパンチを出していけば、村田諒太選手が新チャンピオンになると予想します。

村田諒太VSエンダムの試合結果

試合結果は追記させていただきます。

村田諒太VSエンダムの世界ミドル級タイトルマッチは、7RTKOで村田諒太選手が勝利し世界チャンピオンになりました!!

日本のボクシング界で、オリンピックで金メダルを獲得した選手が世界チャンピオンになったの初の快挙でした。

入場から落ち着いた風格も感じる姿でリングにあがり、プレッシャーをはねのけてチャンピオンになったのは素晴らしかったですね。

勝利者インタビューで、「勝利の瞬間涙を流していた気持ちをは」と聞かれると、村田選手は「泣いてませんよ」と答え会場が沸きました。

勝利の瞬間テレビを観戦してましたが、村田選手泣いてましたよね(笑)

村田諒太選手には、チャンピオンとして今以上に強くなり、他団体のチャンピオンとも対戦して勝利して欲しいですね。

関連記事:エンダム選手と村田選手の比較

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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