将棋の最年少棋士の藤井聡太四段が2月1日、東京都内で行われた第76期名人戦・順位戦C級2組9回戦で梶浦宏孝四段に勝って9連勝とし、リーグ戦10局で1局残っているが、C級1組への昇級と中学生初の五段昇段が決まりました。
藤井四段、C級2組順位戦無傷の9連勝でC級1組への昇級を決めました。中学生の昇級は史上初。
15歳6ヵ月での昇級は、『ひふみん』加藤一二三九段の15歳3ヵ月(早生まれのため当時高校生)に次ぐ史上二番目の速さです。規定により五段へ昇段。藤井五段の誕生です。https://t.co/c9ZhU6oyGj pic.twitter.com/a1FS9PsOH6
— 白鳥士郎 (@nankagun) 2018年2月1日
藤井聡太五段は、直近に六段昇段の可能性もあります。
藤井聡太五段の活躍と六段昇段の条件を紹介します。
スポンサードリンク
藤井聡太棋士が5段昇段の快挙
2月1日に行われた対局は、将棋のプロ棋士が全員参加する順位戦という対局になります。
順位戦はA級、B級1組、B級2組、C級1組、C級2組の5クラス内でそれぞれ行われるリーグ戦形式の対局が行われます。
順位戦の戦績の上位者は昇級でき、成績下位の者は降級するというシステムになっています。
A級の順位戦の成績1位の棋士が、名人戦の挑戦者になるという戦いです。
藤井聡太さんが参戦していたのは、順位戦の一番下部のクラスでC級2組で、各自10局対局して、成績上位3名が昇級します。
藤井聡太棋士は、昨年四段に昇段し、中学生プロ棋士としてデビューし、今回が順位戦初参加で昇級の「1期抜け」を成し遂げました。
プロ棋士の中でも、初めて参加するC級2組の順位戦を1期で抜けて昇級するのは非常に難しいとされていますが、順位戦9連勝でC級1組に昇級すあたりは、素晴らしいですね。
C級1組昇級・五段昇段の最年少記録は加藤一二三九段です。
C級1組昇級・五段昇段は、加藤一二三・九段(78)が1955年に達成した15歳3カ月が最年少記録で、藤井聡太さんは、15歳6カ月で2位の記録になります。
加藤一二三九段が五段昇段当時は、年度昇段ということになっており、加藤一二三九段が正式に五段に昇進したのは、高校生になってからになるので、藤井聡太四段は、中学生としては初の五段昇段棋士ということになったのですね。
加藤一二三九段も、天才棋士と言われた大先生なので、数々のスピード記録を持ってらっしゃいますね!!
現在は、バラエティーやCMで大活躍されているので、芸能人のようになっていますが、藤井聡太さんが記録を作ると必ず加藤一二三九段の名前が出てくるというのは、さすがに将棋界のレジェンドですね!!
藤井聡太四段が加藤一二三九段との初対局から始まり、公式戦での連勝記録29連勝という新記録を樹立して話題を呼んだのは、まだ昨年の話しで、将棋界に新しいヒーローが達成し盛り上がりましたね。
昨年末には、羽生善治さんが竜王のタイトルを獲得し、永世七冠になり、国民栄誉賞の受賞が決まるなど、将棋界にとっては、大いに盛り上がった1年だったですね。
藤井聡太さんは五段に昇段したばかりですが、六段に昇段するチャンスがあるようです。
藤井聡太五段が六段昇段の条件
藤井聡太五段は2月17日に都内で開かれる朝日杯将棋オープン戦準決勝で、国民栄誉賞の受賞が決まった羽生善治2冠(竜王・棋聖)と対局予定になっています。
羽生善治2冠に勝利し、朝日杯将棋オープン戦の決勝戦でも勝利し優勝する。
15歳6カ月での一般棋戦優勝となり、六段昇段も決まります。
藤井聡太五段が朝日杯将棋オープン戦に優勝し、六段に昇段すると、加藤一二三九段が持つ特段昇段最年少記録(15歳10カ月)を塗り替えることになります。
将棋界を盛り上げ続ける藤井聡太五段が、2月17日の朝日杯将棋オープン戦準決勝で羽生善治2冠と対戦する対局は本当に楽しみですね!!
朝日杯将棋オープン戦で藤井聡太五段は、佐藤天彦名人にも勝利していますので、羽生善治2冠も破って優勝するのではないかと個人的には予想しています。
藤井聡太五段の今年の活躍からも目が離せませんね!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
スポンサードリンク
最近のコメント