メジャーリーグ・マリナーズのイチローが会長付特別補佐に就任し、選手としては今季の残り試合は出場しないことがわかりました。
マリナーズ球団と生涯契約を結び、来季以降は試合出場も可能だと報じられてますが、事実上の現役選手引退ということになりそうです。
イチロー選手のメジャーでの偉大な足跡、最終通算安打記録は何本や輝かしい記録は!生涯契約のマリナーズ球団での今後の仕事や年棒はどうなるのか、気になるので記事にしていきます。
イチロー選手が日本のプロ野球から海を渡り、メジャーリーグに挑戦するために入団したマリナーズで、生涯契約を結び会長付特別補佐に就任という決断をした一番の要因は、イチロー選手の「マリナーズ愛」だったのだと思います。
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イチロー選手のメジャーでの偉大な足跡
イチロー選手は2000年、日本の天才バッターとしてシアトルマリナーズとメジャー契約を結びました。
1年目の2001年から打率3割5分で首位打者に輝き、最優秀選手(MVP)と新人王に選ばれました。
2004年には262安打を放ち、84年ぶりとなる大リーグのシーズン最多安打記録を樹立しました。
2009年には9年連続200安打をマークし、ウィリー・キーラーの8年連続200安打を108年ぶりに更新し、メジャーリーグに新たな歴史を刻みました。
2010年も200安打を達成し、10年連続2000安打というとてつもない記録を樹立しました。
シーズン200安打以上放つというのは、一流選手でも大変な記録ですが、それを10年も連続で達成したというのは、メジャーリーグにイチロー選手は、確かな偉大な足跡を残しましたね!
2013年以降は出場機会が減り、打席数も少なくなる中で安打を重ね、16年8月に史上30人目の3000安打を達成しました。
米野球殿堂入りの目安とされる3000本安打の大台に到達したことから、資格を得れば1年目での米野球殿堂入りは確実視されています。
メジャーでの最終通算安打記録は、3089安打で歴代安打数21位の記録です。
マリナーズの会長付特別補佐というアドバイザーになり、今季の公式戦出場はありませんが、来季以降の現役復帰も可能な契約内容になっているようなので、通算安打数が最終ではなく伸びる可能性もあることを忘れてはいけませんね!
日本での安打数が1278本で、参考記録になってしまいますが日米通算4367本は、メジャー記録の4256本のピート・ローズを上回っています。
とにかく安打を打つことを求めた独自の姿勢で、イチロー選手は17シーズン以上にわたり、メジャーに偉大な足跡を残してきました。
イチロ選手のフロント入りはいつ決まった
イチロー選手が、マリナーズ会長付特別補佐に就任し、アドバイザーとしてフロント入りし、今季は公式戦に出場しないというニュースが飛び込んできたときには電撃的に契約が成立したと思われていました。
しかし、イチローのフロント入りの話はいきなり決まったわけではなく、編成部門を統括するジェリー・ディポトGMによると、イチロー選手が6年ぶりの古巣復帰を果たした3月の時点で「たくさんある項目の中の一つにあった」という。
ディポトGMがイチロー本人、代理人のジョン・ボッグス氏に「会長付き特別補佐」のポストを用意していることを伝えたのは4月30日だったようです。
代理人のボックス氏からは、イチローの考えとして「今後はマリナーズ以外のユニホームを着る気はなく、このチームが彼の最終地であることは確かだが、選手という本の最終章を終わらせるつもりはまだないことも明確に伝えられた」ということです。
マリナーズ球団は「イチローの選手を終わらせるつもりはない」という考えを認め、現役続行を認める契約になったようです。
マリナーズではケン・グリフィーJr.もイチローと同じ役職に就いていますが、現役続行を認められた点が違っています。
マリナーズは、外野陣の構成を見直した結果、球団は開幕前に方針として打ち出していた外野5人制を1人減らすことで意見が一致したため、今季のイチローの選手としての戦列復帰を否定したという事情があるようです。
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イチロー選手がフロント入りを決断した理由
ディポトGMは、「これで選手生命を終わりにするということはない。来年、再び、マリナーズでプレーする可能性のドアは開けてある」と約束し、「イチローにとって引退するいいタイミングが来たら、マリナーズの選手としてそうしてほしいと思っているが、まだその時期ではない」ともコメントを出していました。
ディポトGMのコメント通り、現役生活の復帰の可能性を残した契約であることが、イチロー選手が早期にフロント入りを決断できた大きな要因だと思います。
マリナーズが外野手構成を5人体制から1人減らす決断をした時点で、イチロー選手がメジャー枠から外れる可能性は大きくありました。
イチロー選手より若くて、成績も残している外野手がマリナーズにはおり、マリナーズファンからもイチロー選手をベンチに残すことには、反対する意見も多かったのも事実でした。
イチロー選手がマイナーでプレーするということはなく、マイナーに降格するということは即引退という覚悟は持たれていたようです。
マリナーズは、偉大な功績をチームに残したイチロー選手を、マイナー降格で引退という幕引きにはしたくなかったので、現役復帰の可能性を残したフロント入りを決めたようです。
イチロー選手としても、現役復帰の可能性を認められたことで、フォロント入りを早期に決断できたのだと思います。
イチロー選手の今後の仕事や年棒
イチローはこの日でメジャーのベンチ入り25人枠、そして、メジャー登録が可能な40人枠も外れたため、試合中はベンチ裏やクラブハウスのテレビでチームの戦いぶりを見守ることになります。
しかし、これまでどおり、選手用ロッカーを使用し、チームの遠征に帯同し、チームの練習にも参加するということです。
イチロー選手は会見でも「野球の研究者であり続けたい」とコメントしている通り、試合には出場しないが、トレーニングを続けてどうなるのかに自分自身強い関心があるようで、現役を目指したトレーニングを継続していくようです。
イチロー選手は、会長付特別補佐という役職でフロント入りするので、チームに帯同し練習もしますが、マリナーズの選手の状態を見て、アドバイスをしたり、首脳陣に提言をしたりしていくのも大きな今後の仕事になります。
シアトルマリナーズと日本における経験や、選手としての日々の準備や姿勢は、他の選手たちにとって大変大きな意味をもつので、イチロー選手の今後の仕事は、自分の経験をマリナーズのチームの選手に伝えていくことになります。
年棒は、今季契約時の大リーグ最低保障年棒の4万5000ドル(約5800万円)でいくのではないかと個人的には考えています。
フロント入りということで、年棒契約に変動があるようでしたら、わかり次第追記させていただきます。
まとめ
イチロー選手の突然のフロント入りのニュースが飛び込んできて、ビックリした日本のファンも多いいと思います。
今季は公式戦に出場しないということで、事実上の引退の形にはなりますが、現役復帰の可能性を残し、チームに帯同し、現役復帰を目指した練習をすることも認められています。
来年の3月には、マリナーズが日本で開幕戦を行うことも発表されているので、その時だけでも現役復帰するという可能性も考えられますので、今後のイチロー選手からも目が離せないと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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