福田財務次官がセクハラ疑惑の報道で、18日辞意を表明した同日のテレ朝のニュース番組「報道ステーション」でセクハラの被害者はテレ朝の女性記者であることが調査でわかったと報道しました。

テレビ朝日の篠塚浩取締役報道局長は19日0時2分から会見を開きました。

会見の中で最初の報道が週刊新潮の記事だったのかなどが判明しました。

会見内容をもとに、福田財務次官のセクハラ疑惑の週刊新潮報道から、現在の状況までを簡単にまとめたいと思います。

スポンサードリンク



福田財務次官セクハラ疑惑報道の経緯

福田財務次官のセクハラ疑惑については、4月12日発売の週刊新潮によって記事なりすぐに、福田財務次官のセクハラの証拠となる音声データーもアップされて、新たな財務省の不祥事として報道が過熱しました。

4月16日に財務省は、福田事務次官が報道内容を否定したという調査結果をもとに、記者クラブに「調査への協力のお願い」とする文書を配りました。

財務省文書の内容

「一方の当事者である事務次官からの聴取だけでは、事実関係の解明は困難」として、女性記者に対し「週刊誌報道に示されたようなやりとりをした方がいらっしゃれば、調査への協力をお願いしたい」と要請。「不利益が生じないよう、責任を持って対応させていただく」とした上で、調査の委託先の弁護士事務所に直接連絡してほしいと記されている。

引用元Yahoowebニュース

この内容の文書を出した、財務省の手法には、セクハラ問題に詳しい弁護士や、自民党内部の政権の一人野田総務相も、この調査の手法に疑問を持った内容のコメントを発表しました。

福田財務次官18日辞任

福田財務次官は、週刊誌報道の内容を否定し、週刊新潮を提訴するという姿勢をみせ、麻生財務相も週刊誌報道だけで、被害者との事実確認ができないことを理由に、福田財務次官の辞任を先延ばしにしていた。

しかしながら、世論や野党、政権内から早期辞任の声が上がり、18日セクハラ疑惑については否定し続けながら、財務事務次官の職務を全うできないと辞意を表明しました。

18日辞任の発表後に、テレビ朝日の「報道ステーション」で被害者はテレビ朝日の女性記者と調査で判明したと報道し、翌日の未明に会見を開いた。

テレビ朝日で最初に報道しなかった理由

会見を開いたテレビ朝日の篠塚浩取締役報道局長の説明で、最初にテレビ朝日が報道しなかった理由も判明しました。

篠塚浩取締役報道局長会見で「女性社員は精神的に大きなショックを受けセクハラ行為について事実を曖昧(あいまい)にしてはならないという思いをもっています。当社は女性社員の意向も確認の上、会見を行うことにいたしました」と述べました。

セクハラの被害者とされる女性社員は、年ほど前から数回、取材目的で福田氏と1対1で会食をしたが、そのたびにセクハラ発言があり、女性社員は自らの身を守るために会話の録音を始めたそうです。

4月4日に福田財務次官から連絡を受け、、取材のために1対1で飲食した際、セクハラ発言が多数あったらしく、途中からその様子を録音し、後日、女性社員は上司に「セクハラの事実を報じるべきではないか」と相談したが、上司は放送すると本人が特定され、二次被害が心配されることなどを理由に「報道は難しい」と伝えたという。

週刊新潮に情報提供した理由

今回の音声データーなどが、テレビ朝日の女性社員から週刊新潮に提供された理由も会見でわかりました。

テレビ朝日の女性社員は、財務省の事務次官という社会的に責任の重い立場にある人物による不適切な行為が表に出なければ、今後もこのようなセクハラ被害が黙認され続けてしまうのではないかという強い思いを抱いていたたため、週刊新潮に連絡して取材を受け、録音の一部も提供したというのが、週刊新潮に情報提供をした理由のようです。

被害にあったテレ朝の女性社員は、地位や権力がある人間が、弱い立場の女性記者にセクハラ行為を行うというのが、本当に許せなかったので、どうしてもセクハラの事実を公にしたいと思い、週刊新潮に情報提供したというのは、勇気がいる行動だと私は思います。

テレ朝の女性社員も、報道にたずさわる人なので、取材活動で知りえた情報を第三者に渡すことがルール違反になるということも承知の上の情報提供だったので、ご自身としてもテレビ朝日社内で処分を受ける覚悟を持って行った行動だと思うと、大変な決断をされたと私は個人的に思います。

まとめ

福田財務次官のセクハラ疑惑問題の経緯を振り返りながら、テレビ朝日の女性記者が実際に被害を受けていたことをテレビ朝日が会見で発表したので、会見の内容を中心に記事にしてみました。

19日未明のテレビ朝日の会見を受けて、財務省と福田財務次官がどのように動くのかも注目ですね!

福田財務次官が18日に辞任して、セクハラ疑惑は否定していれば、被害者は名乗り出てこないで、早期幕引きをはかったはずでしたが、財務省の思惑通りにいかないようですね。

4月19日発売の週刊新潮にも、福田財務次官のセクハラ疑惑の続報が出るようなので、そちらの内容にも注目が集まると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

スポンサードリンク