現在最年少棋士の中学生で六段に昇進した注目棋士の藤井聡太六段の師匠は杉本昌隆七段です。

3月8日に「第68期王将戦一次予選2回戦 」で杉本昌隆七段vs藤井聡太六段の師弟対決が行われます。

杉本昌隆七段が弟子の藤井聡太六段とどんな対局をするか楽しみですね。

杉本昌隆七段の棋風や経歴、師弟対決の意気込みなどを中心に紹介します。

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杉本昌隆七段と藤井聡太六段師弟対決

【対局日時】:3月8日(木)・午前10時対局開始

【対局場所】:関西将棋会館

【第68期王将戦一次予選2回戦】

杉本昌隆七段と藤井聡太六段は今回が初手合いになります。

将棋プレミアムと囲碁・将棋チャンネルで生中継で対局の模様を配信します。

【将棋プレミアム】
配信日時:3月8日(木) 9:45~感想戦終了まで
配信ページ:goo.gl/PgGMEY ※ご視聴には会員登録が必要ですのでご注意ください。

師弟対決で初手合いとなると、師匠の杉本昌隆七段の方が緊張しそうですね。

注目の師弟対決を行う杉本昌隆七段の意気込みなどを調査してみました。

杉本昌隆七段の師弟対決意気込み

杉本昌隆七段は、今回の対局を前にインタビューで次のようにコメントしていました。

「藤井聡太六段は今までは弟子でしたが、これからは対戦相手で敵になります」

師弟関係であっても、同じプロ棋士なので対戦相手となれば倒さなければならない対戦相手になるという、勝負の世界は厳しいですよね。

「自分の対局の中でも、今までで一番注目されているので頑張ります」

杉本昌隆七段は、藤井聡太六段という注目の天才棋士を育てあげた師匠なので、師弟対決に注目が集まるのは当然ですが、棋士人生で一番注目されているというのは、自虐的なコメントですね(笑)

杉本昌隆七段の経歴

「杉本昌隆七段」の画像検索結果

  • 名前:杉本昌隆(すぎもとまさたか)
  • 棋士番号:197
  • 生年月日:1968年11月13日
  • 年齢:49歳
  • 出身地:愛知県名古屋市
  • 師匠:(故)板谷進九段
  • 竜王戦:2組(1組:8期)
  • 順位戦:C級1組

愛知県名古屋市出身の杉本昌隆七段は、1980年10月の小学校6年生時に6級で奨励会に入会する。

  • 1990年10月1日四段に昇段しプロ入りする。
  • 1995年12月6日:5段に昇段する(勝数規定)
  • 2000年7月11日:六段に昇段する(勝数規定)
  • 2006年2月10日:七段に昇段する(勝数規定)
  • 2007年9月7日、通算400勝達成
  • 2012年6月8日、日本将棋連盟非常勤理事に就任する。

名古屋市を中心に活動されており、主として東海地方で熱心に普及に努め、地元では非常に人気が高い棋士です。

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杉本昌隆七段の棋風

将棋の棋風というのは、主に棋士が得意とする先方のことですね。

杉本昌隆七段は、飛車を左に振る「振り飛車党」です。

弟子の藤井聡太六段は、飛車をそのままの位置で戦う「居飛車党」なんですね。

藤井聡太六段は、居飛車からの鋭い攻めと終盤力が強いというのが特徴ですが、師匠の杉本昌隆七段は、重厚な振り飛車で粘りが特徴です。

藤井聡太六段は、切れ味鋭い差し手で、手数が少ない圧倒する将棋があるのに対し、師匠の杉本昌隆七段は、長い手数で終盤に再び囲いを再構築するなど耐えて粘って勝利するタイプの棋士です。

藤井聡太六段の育成方法

杉本昌隆七段は、藤井聡太六段を小学4年時に弟子に迎えて以来、練習将棋を重ねたが、意識的に指す機会を減らしていたそうです。

藤井聡太六段の負けず嫌いの性格を理解していたので、歳の近い兄弟子との練習将棋をたくさんやるようにさせていたそうです。

歳の近い兄弟子だと、杉本昌隆七段に負けるより、藤井聡太六段の負けず嫌いに火がつき、伸びると判断していたようですね。

藤井聡太六段の才能に子供の頃から気づいており、東海地区の研修会などでちょくちょく声をかけるようにしていたそうです。

藤井聡太六段が弟子になった際は、「この子がプロになれなかったら、自分の責任なので引退しなくてはいけない」というほど、その才能に惚れていたそうです。

師弟対決の意気込み

杉本昌隆七段は、藤井聡太六段との対局は注目度も高いので、かなりの意気込みでのぞんでいるようです。

関西の将棋会館での対局なのですが、普段の対局では前日に名古屋から関西入りするのですが、今回は2日前から関西入りして準備しているそうで、対局に対する強い意気込みがうかがえますね。

戦型については藤井聡太六段が居飛車で来ることが予想されるので、それに対する杉本昌隆七段の戦型が注目されるところですね。

杉本昌隆七段は、得意の振り飛車でじっくりと指してほしいと個人的には思っています。

杉本昌隆七段は「せっかくなのでじっくりと長い将棋を指したい」と意気込みを語っていました。

まとめ

昨年最年少中学生棋士として注目され、29連勝の新記録も樹立した藤井聡太六段を弟子に持つ師匠の杉本昌隆七段は、3月8日の師弟対決でどんな戦いをするのか楽しみですね!!

杉本昌隆七段の棋風や経歴を見てきましたが、藤井聡太六段との対局では、持ち味の粘りを発揮して頑張って貰いたいですね!!

対局の結果がわかりましたら、このブログで追記してご紹介します。

指定対局結果

杉本昌隆七段VS藤井聡太六段の指定対局は、3月8日の午前10時に始まりました。

先手・杉本昌隆七段の59手目で午後1時18分、「千日手」が成立しました。

対局は千日手になり先後入れ替えて指し直しになりました。

*千日手とは同じ局面で同じ差し手が4回繰り返し、局面が打開できない状態になった場合先手と後手を入れ替えて指し直す。

師弟対決は指し直しの2局目に入っています。

杉本昌隆七段VS藤井聡太六段の師弟対決の指し直しの2局目は、111手で藤井聡太六段が勝利しました。

藤井聡太六段は師弟対決に勝利し、公式戦14連勝と連勝を伸ばしました。

指し直しの2局目は、先手の藤井聡太六段が居飛車穴熊、後手の杉本昌隆七段は四間飛車で対局が進みました。

杉本昌隆七段は穴熊の攻撃の急所である端攻めをしましたが、藤井聡太六段が端攻めを上手くかわし勝利しました!!

藤井六段は師匠と公式戦の舞台で対局が出来て本当に嬉しかったと感想を残しました。

師匠の杉本昌隆七段は、こんなに注目していただいた対局が出来て嬉しかったととコメント。

報道陣が多数対局場にかけつけた雰囲気での対局で、師匠の杉本昌隆七段は、藤井聡太六段はいつもこの雰囲気で対局していると思うと、弟子の素晴らしさがわかると話していました。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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