朝鮮半島の軍事的緊張が高まり、近隣諸国の我が国日本や韓国などはいつミサイルによる被害を受けてもおかしくない状況に置かれています。
直近で北朝鮮が軍事挑発する可能性が高いと専門家が分析するのは、10月18日付近と11月のトランプ大統領がアジアを訪問のタイミングです。
ミサイル発射の可能性の高い時期の理由をまとめてみます。
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10月18日付近に北朝鮮のミサイル発射の可能性
北朝鮮がミサイル発射の可能性が高い日にちとして、10月18日という日にちが報道されています。
10月18日がミサイル発射の危険性が高いと言われる大きな理由は、「中国共産党大会」が開催されるからです。
「中国共産党大会」は5年に1度開催される、中国共産党指導部にとって今後の中国の指導者執行部を決めたり、党の最重要事項を決める、現習近平体制にとって最も重要な会議になります。
習近平体制が、今後も強固な力を持ち続けることができるかを占うという、とてつもなく大切なのが「中国共産党大会」なのです。
北朝鮮がなぜ「中国共産党大会」の開催にミサイル発射などの軍事的挑発をする可能性が高いと報道されているかのか。
中国と北朝鮮は「軍事同盟」を結ぶ同盟国で、中国は以前から北朝鮮がの後ろ盾とされていましたが、最近はアメリカの要請もあり、北朝鮮に対する経済制裁を積極的に実施するなど、北朝鮮から見るとアメリカと手を組んでいるように感じているようなのです。
アメリカと共に経済制裁を強める中国は、北朝鮮サイドが敵対視するのは、必然的な流れになっていて、5年に1度の収容行事の「中国共産党大会」が始まる18日付近がミサイル発射の可能性が高いと報道される要因になっていますね。
習近平国家主席と金正恩委員長の関係も、金正恩委員長就任当初から良好だとは言い難く、これまでも中国で習近平国家主席が、5月に外交政策の目玉であるシルクロード経済圏構想「一帯一路」の国際首脳会議の直前にミサイルの発射実験をしています。
先月の3日には、中国がBRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国)首脳会議を主催するタイミングで、核実験を強行しています。
一連の北朝鮮の軍事挑発を中国の習近平国家主席の重要の国際会議に合わせて実施しているのは、中国に対する牽制であるとしか思えませんね
北朝鮮の行動は厚かましさを増す一方で、北朝鮮が中国に最大の恥をかかせるタイミングをはかっていると、多くの専門家はみているようです。
中国の経済制裁
中国がこれまでの国連制裁決議を支持してきたことを、北朝鮮はとても不愉快に思っているのは間違いないですね。
北朝鮮による6回目の核実験を受けて北朝鮮への石油供給停止や中朝国境の封鎖をしました。
北朝鮮の外貨獲得の重要な手段である労働者を派遣する事業で、中国企業に労働者を派遣する計画を進めていましたが、経済制裁の一貫ろして、中国側が中止にしました。
中国側の度重なる経済制裁の実行は、北朝鮮にとっては大きな打撃で、中国は最後まで後ろ盾になってくれると考えていた北朝鮮は、アメリカに肩入れしている中国も敵対視するような発言をしています。
中国としては、「中国共産党大会」が終わるまでは軍事挑発を北朝鮮には控えて欲しいというのが本音だと思います。
中国の本音は、北朝鮮に経済制裁を強化して暴発して欲しくはないのです。
北朝鮮が暴発して、軍事衝突が起きたりすると、北朝鮮の人民が中国との国境から大量に流入する危険が現実的にあるからです。
北朝鮮は、そんな中国の状況を理解していて、中国の経済制裁に反発する形で、重要な国際会議などに合わせて軍事挑発をしている可能性もありますね。
「中国共産党大会」が始まる10月18日付近の北朝鮮のミサイル発射の可能性は高いと言われるのは、これまでの北朝鮮の挑発行動からも推測されますね。
アメリカvs北朝鮮
北朝鮮がアメリカを敵対視し、核開発を進めている事実はたくさん報道されてきました。
北朝鮮に対しアメリカは、過去も難度も外交的に解決しようと話し合いをしたりしましたが、失敗に終わってきました。
しかし、昨年大統領に就任したトランプ大統領は、国連の演説でも「北朝鮮を破壊する」「話し合いは時間の無駄だ」など軍事行動を示唆する発言を繰り返していますね。
北朝鮮もアメリカに対し一歩も引かない姿勢を見せています。
「アメリカ本土を攻撃できる弾道ミサイルを持つまで、「核開発はやめない」と強気の姿勢を崩しません。
北朝鮮がもっとも敵対視するアメリカは、10月の16日から20日まで「日韓合同軍事訓練」を開始しました。
「日韓合同軍事演習」は定期的に行われているのですが、北朝鮮は「朝鮮半島の緊張を高める行動」と毎回非難する声明を出しています。
「日韓合同軍事演習」に合わせて、韓国のメディアは先週(14日)、平壌からミサイルを搭載した発射台が格納庫から移動する様子が「米偵察衛星によって捕捉された」と伝えていいます。
10月18日付近のミサイル発射の可能性が高まったと考えられているのは、このような報道があるからなのですね。
北朝鮮が18日付近にミサイル発射をするのは、大きなリスクも抱えています。
「日韓合同軍事演習」が実施されている最中にミサイル発射すると、米国に先制攻撃の口実を与えかねない。
「中国共産党大会」の期間中にミサイル発射すると、中国の「報復も覚悟しなければならない。中国の今度晴れやかな舞台を潰せば、中国を完全に敵に回す可能性が出てくる。
アメリカ、中国の重要行事に合わせての、ミサイル発射の軍事挑発は北朝鮮にとっても大きなリスクを含んでいるので、18日付近のミサイル発射の挑発行為はしない可能性も高いとも考えられそうですね!!
次に考えられる北朝鮮によるミサイル発射の可能性の高いのはいつなのでしょう。
トランプ大統領のアジア訪問
北朝鮮の反米政策とトランプ大統領の挑発などから、アジア訪問の時期にミサイル発射などの挑発行為をしてくる可能性が高まっています。
トランプ大統領は、11月3日~14日にハワイ、日本、韓国、中国、ベトナム、フィリピンの順番で訪問します。
11月5日・6日には日本をトランプ大統領が訪問します。
翌日の7日には韓国、8日には中国に訪問することが決まっています。
北朝鮮がミサイル発射という軍事的挑発を行うのに、敵対国のトランプ大統領が、近隣のアジアの国を訪問するのはタイミング的にはかなり可能性が高そうです。
北朝鮮としては、近隣諸国がアメリカと手を組み自国に制裁の強化をするという、挑発行為の報復という名目で、ミサイル発射をする可能性は高いのではないでしょうか。
11月5日~8日も、北朝鮮がミサイル発射という軍事行動に出る可能性は高いということになりますね。
まとめ
北朝鮮のミサイル発射と核実験は、現状ではやめることはないという状況です。
アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長のチキンレースのような、言葉での挑発が続く中、いつ北朝鮮が暴発するかわからない状況です。
アメリカが軍事行動を実施する可能性も、トランプ大統領の発言から全くないとは言えないのも現実です。
日本に住む私たちは、朝鮮半島情勢に今後も注意していく必要があるということです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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