伊調馨の告発状を受理した内閣府公益認定等委員会とは?調査が進まなかった理由

女子レスリング五輪4連覇した伊調馨選手に対する、恩師でありレスリング協会理事の栄和人強化本部長のパワハラ問題は、当事者の栄強化本部長やレスリング協会は、告発内容を完全に否定している。

告発状を内閣府の公益認定等委員会が受理したのが1月19日だが、1カ月以上調査をしない理由は何かあるのか気になるので考えてみます。

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伊調馨選手に対する栄強化本部長によるパワハラ問題は、3月1日になって伊調馨選手本人のコメントや、栄強化本部長、レスリング協会のパワハラ告発内容の否定コメントが出てきました。

告発状を受理した内閣府の公益認定等委員会とは、どんな役割の組織なのでしょうか。

関連記事:伊調馨に栄強化本部長がパワハラ!告発状の真相と提出させた人物は誰

内閣府の公益認定等委員会とは

伊調馨選手に対するパワハラの告発状を、レスリング協会の関係者の代理人の弁護士から受け取った内閣府の公益認定等委員会は、内閣府の審議会等で、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律に基づいて国またはその省庁所管とする公益法人の公益認定等を行う機関だそうです。

公益認定等委員会は、内閣総理大臣から委任を受けて、公益法人の認定を審議したり、公益法人の監督を行うのが主な任務になっています。

委員会は7人で構成されていて、委員会の事務を処理する事務局という立場で役所の方が10名ほどいるようです。

公益法人としては、最近いろんな事件で問題になっている日本相撲協会がありますが、公益法人の資格認定は日本相撲協会の悲願だったというように、公益法人の認定は大変で、公益認定等委員会は公益認定等審議会で公益法人にふさわしいかどうか審議をする重要な組織なんですね。

公益法人として認可した組織が、トラブルや問題を起こさないように監督するのも重要な任務になります。

今回の伊調馨選手に対するパワハラの告発状は、日本レスリング協会の理事であり強化本部長という地位にある栄和人氏の問題で、レスリング協会の幹部も黙認していたとしたら、大きな問題になることは明らかで、内閣府の公益認定等委員会も事実を確認する必要があるはずですが、なぜ3月1日現在まで調査がされていなかったのでしょう。

内閣府の公益認定等委員会の関係者によると、告発状の文書の中に、協会幹部に内容を見せないよう求める記載があったことから、どのように事実確認を行うか慎重に検討を進めていたというのが、現状のようです。

公益認定等委員会としても、国民栄誉賞を受賞した伊調馨選手の問題だけに、安易に調査をして外部に漏れるのも困るので、慎重に進めていたというのは納得が出来ますね。

公益認定等委員会も、告発状が送られてきて、レスリング協会幹部には内容を見せないようにと記載されていたので、どのように調査したらいいか戸惑い、時間だけが経過してしまったということだと思いますね。

今回、問題が週刊文集のスクープとして公になり、公益認定等委員会も正式に調査に乗り出せるということになりました。

栄強化本部長とレスリング協会は、伊調馨選手のパワハラに関する告発内容は否定しているので、告発した側とされた側の意見が真っ向対立している状態なので、正確な情報を積極的に収集し対応して、事実を国民に明確に発表して欲しいと思いますね。

まとめ

伊調馨選手のパワハラに関する告発状を受理した、内閣府の公益認定等委員会の仕事の内容や、告発状受理から現在まで調査が進まなかった理由について考えて記事にしてみました。

3月1日現在は、告発された日本レスリング協会も栄強化本部長も告発内容のような事実はなかったと否定しています。

伊調馨選手のパワハラに関する問題は、国民にとっても大きな関心事になっているので、公益認定等委員会の調査で事実が明らかになることを期待しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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コメント

  1. 齋藤真一 より:

    有名人はいいです。皆が何とかしてくれますから。
    自分は、只の貧乏人。ある女性のパワハラで頸になりました。今日ようやく提訴になりました。

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